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「ロールシャッハ」感想(空き地で変な実験)②

「ロールシャッハ」感想(始まりの前)①の続きです。
ネタバレしていますのでご注意ください。



翌朝。いよいよ6時には作戦が決行されます。
壁の向こう側には鏡に映したようにこちらとそっくりな世界が広がっていることを富山から聞かされる三人。スクリーンに四人の名前が映し出され、反転されるのですが、彼らの名前は左右対称なので変化はありません。おぉ〜ヽ〔゚Д゚〕丿ここで登場人物達が左右逆に動いていた違和感の謎が解けます。舞台と客席の間に壁があり、鏡のように対称になっているという仕掛けだったのです。客席側の世界にも彼等と似たような人間が居るのではないか。また、舞台側の世界にも自分達と似たような人間が居るのではないか。舞台側の世界の出来事は決して他人事ではないと思わせてくれた瞬間でした。

パイオニア号はロケットではなくミサイルで、大砲で壁に開けられた小さな穴を大きくするために撃ち込まれる予定です。壺井の鉄工所でのエピソードが上手く被さっていますね。上手の奥にはパイオニア号が妖しく赤く光っています。
向こうに居るかもしれない人に向かって撃つのかと言う天森。本当の目的は開拓ではなく攻撃だと話す富山。
天森は、自分達に黙って作戦を決行することもできたのに話したってことは迷っているんじゃないかと富山に尋ねます。串田は富山が最高司令官の息子であることをみんなに明かします。父親に認められたくてこの任務に就いた。だから裏切るわけにはいかない。命令には背けない、と富山は言います。壺井からお前はどうしたいんだと尋ねられ、富山は本心では撃つことを望んではいないことを振り絞るように告白します。今までダメダメだった三人によって、富山は自分の本心に気付いたのでした。

結局彼等は壁に向かって大砲を打たないことに決めました。
自分達は壁の向こう側の人に向かって大砲を撃ちたくない。壁の向こう側の人達も同じことを思っていると信じてみよう。と思ったからです。
開拓本部に大砲が壁に傷一つ付けられなかったと思わせ、計画を断念させるため(本部は音でしか確認できない)、彼等は大砲を真上に撃ち上げ、その後弾を回収することにしたのですが、運悪く撃ち上げ直前に風が強くなってしまいます。ロープで固定してしまった砲身の角度を変えるために砲台の下に挟むのに最適なものが、天森のパーセントマンの上下巻。天森は泣く泣くそれを差し出します。
大砲は無事真上に撃ち上げられました。壁の向こう側からの攻撃もありませんでした。
富山は本部からの無線に傷一つ付いていませんと報告。
富山は作戦失敗の責任を取って開拓隊を辞め、今はサーカスへの再就職を考えています。

ラストでポーズを決めた四人のシルエットが浮かび上がるのが非常に美しかったです。



●カーテンコール
多分4回くらいあったと思います(うろ覚え)。
最初に登場した時に、久ヶ沢さん演じる壺井が落ちてきた砲弾を見事にキャッチ!

辻本さんと賢太郎さんがクロスカウンター。辻本さんの口が歪みます。
賢太郎さんがスタンディングオベーションをしている客席を見て、「いい眺めだなあ。福岡までは飛行機で来たんですけど、県の境目なんてなかった。この脚本はヨーロッパで書いたんですけど、そこにも国境はなかった。壁なんて本当はないんですよ。自分で作っているだけで、乗り越えられるんです。そう思いました。」というようなことを言っていました。

アンケートに書かれた前世(広島編)
辻本さん:たまごボーロ 竹井さん:ドラえもん 久ヶ沢さん:カジキマグロ。賢太郎さん:プリッツ
賢太郎さんは最後にメガネを取って退場していきました。

このレポートを昨日から書き始めたんですけど、全然終わりません。うぅ…(/ω\*)夏休みの宿題を夏休みが終わる1、2日前から慌てて始める子供のようですね。もうちょっと続きます。またまた長い文章になると思いますが、よろしければ読んでみて下さい。