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春と聞かねば知らでありしを

だんだん春めいてきました。
タイトルは「早春賦」の歌詞の三番の一部です。

春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か

このくだりが春を色んな事に例えて深読みできるので好きです。

二月はあっという間に過ぎてしまいました。KKPの「うるう」を観る前は閏年をそれほど意識してなかったんですけど、観てしまったらどうしても意識してしまいますね。四年に一度一日増やすことで時間のズレを調整していることは分かっていても、やはり今年の二月に29日がなかったことに寂しさを感じました。私の中ではもうヨイチは半ば実在する人物と化しつつあります。何せ去年の今頃は散々彼の話に付き合ってましたからね(脳内で)。まさに「うるうを観ねば知らでありしを」なのです。

鬼束ちひろさんが作詞作曲した「私とワルツを」という曲があります。ドラマ「TRICK」のエンディングテーマだった曲です。ガチャガチャした終わり方だった時も、鬼束さんの歌声が流れ始めると不思議と心が落ち着いたものです。彼女の声は素晴らしい。低音にチェロっぽい響きがあるんですよね。

全ての温度を振り払い孤独を選ぶ「貴方」と、傷付くことも傷付けることも覚悟で寄り添おうとする「私」。私は特に二番の歌詞が「うるう」だなあと感じてしまいます。

失う時がいつか来る事も
知っているの 貴方は悲しい程
それでもなぜ生きようとするの
何も信じられないくせに
そんな寂しい期待で

鬼束さんは詩人でもありますね。今の彼女の見た目と言動にはびっくりしてしまいますが、作った曲の良さは色褪せません。「infection」も好きです。すっごく暗くて重くて心が凍える曲なのですが、そこがいい。