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演劇ぶっく4月号

先日、演劇ぶっくの4月号を買って来ました。本屋の演劇映画関係の雑誌コーナーで、賢太郎さんのメルヘンな佇まいの表紙はやはり異彩を放っていました。

賢太郎さんはクラシックな服をバッチリ着こなし、指のポーズにまで神経を行き届かせていました。気障が似合う人だ。なるほど、あの写真は昆虫博士をイメージしていたのかあ。私はてっきり、幻想の森に遊ぶ洋行帰りの音楽教師か何かだと思っていましたよ(何じゃそりゃ)。賢太郎さん手作りの蝶が効いてますね。繊細な仕事です。

実は私、えんぶチャートに投票しなかったんですよね。出そうかなと思っているうちに忘れてしまって、気が付いたら投票の期限が過ぎていました。まあ要するにあんまり気が乗らなかったということです。だって、あんまりランキングというものに興味がないんだもの。かなりマイナーな劇団の作品を観て、これは面白い、もっと世に知られるべきだ!と思ったらそれに投票していたかもしれませんが、残念ながら去年私が観た作品にそういうのはなかったです。マイナーなものはそれなりでしかなかった。

俳優部門では賢太郎さんが1位、仁さんが14位。作品部門では「うるう」が3位。「ロールシャッハ」が7位でした。おめでとうございます。賢太郎さん関連の投票数の多さには驚きましたが、投票することによって、「この作品面白かったよ」「応援してるよ」という思いをファンの方々は表したのでしょうね。アンケート以外で自分の思いを本人に伝えることのできる貴重な機会ですから。何にせよ順位が良かったことはめでたいことです。

今回の賢太郎さんのインタビュー記事には前回のバナナのようなおもしろ写真がなかったのが、個人的に残念でした(何を期待してるんだ、私は)。ああいう色のスニーカーを初めて見ました。何とも形容しがたい緑色。あと、何だか前回演劇ぶっくに出た時より若く見えました。とてももうすぐ四十を迎える人とは思えない。表情のせいかな。少しはにかんだような笑顔が可愛いかったです。

「ロールシャッハ」の初演は複雑な構成だったんですね。セットはラストを効かすために真っ黒。それも何だか面白そうではあります(観てないけど)。確かに壁の向こうに向かって大砲を撃つという設定は、どうしても今の日本の隣国とのいざこざを想起させてしまいますね(実際、ロールシャッハの公演期間中に北朝鮮がやらかしてくれました)。そういうふうに難しく考えて欲しくなかったから、セットをカラフルなものに変え、「物語であること」を強調させた。構成をシンプルに書き直し、観る側の自由度を上げた。そうやって、「笑って、笑って、考えた」という舞台が出来上がったわけですね。リアルとフィクションを分けても、観る側が笑って楽しんで無防備な状態になっていると心の深いところまで作品が入り込むので、結果的に物語を自分のことのように捉え、作品にリアリティを感じるようになるというパラドックス。エンターテイメントの力って偉大。

40歳になるまでに乗り越えなければならないハードルがいくつもあったなんて。作品の奴隷となって、突き動かされるように自分のできる種目を探して増やしていたわけですね。これからはそれら一つ一つを洗練させ、一つだけで鑑賞に耐えうる本物を作っていく作業に入るのかあ。楽しみだなあ(o ̄∇ ̄o)♪

しかし、つくづく「うけたい」ということに貪欲な人だなあ。きっと、それが彼の原動力なんでしょうね。自分も笑っていたいとか、ゆず湯をやってみようとかいうふうに気持ちに余裕が出てきたのは、いいことなんじゃないかなと思いました。

小林賢太郎テレビ5がクランクアップされたそうですね。あやしげなコントがたくさんでドラマパートも豪華とか。早く観たいぞ!前回のドラマパートはとっても良かったもんなあ。放送されるのはいつかしら。


3月14日にブログ拍手を頂きました。有難うございましたm(_ _)m