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最終回?冗談じゃないわよ…人生はまだまだ続くのよ!

第一話から欠かさず観ていたNHKの朝の連続テレビ小説あまちゃん」もあともう少しで終わりです。
タイトルは主人公天野アキの母親である春子さんの台詞から取りました。
アキちゃんの愛する岩手も震災に遭い、物語は佳境に入りました。前半にさりげなく張られていた伏線がこのところ一気に回収されていて、凄いなあと思わされっぱなしです。これまでは目をキラキラさせて不器用ながらも頑張るアキちゃんとそれを取り巻く個性的な人達の関係にほのぼのさせられたり、しんみりさせられたりすることが多かったのですが、現実の世界で起きていることがこのドラマの世界でも起きたことにより、観ていて辛いシーンが多くなってきました。今までこのドラマをずっと観てきてあまちゃんの世界に愛着が湧いているからこそ、それが変わってしまったことがショックでした。とりあえず、袖が浜のみんなが無事でホッとしました。全員の無事が確認できるまでは不安で不安でしょうがなかったなあ.oO

こういう極限状態の中では人の意外な一面が見えてくるものです。電車を止め、乗客を気遣いながら安全に避難させた大吉さんは今までで一番かっこよかったなあ。北鉄に助けられた鈴木のばっぱの言葉の重さ。少ない台詞でしたが、私は号泣してしまいましたよ(´;ω;`)鈴鹿さんは最近浮上しましたが、それまでは無気力モードでしたね。

まだまだ震災が残した傷痕は深いです。今頃になって放射能汚染水が海に流出している問題がニュースになりました。3.11から2年半も経ちますけれども、現状はほとんど変わってないと言っていいと思います。

この脚本を書いた宮藤官九郎さんはこのドラマをどのように終わらせるのでしょうね。彼の震災の描き方は生ぬるいとか言われることもあるそうですが、デリケートな問題だから、きっとどう書いてもどこからか文句は出ると思います。被災者に配慮しながらも3.11後の世の中の空気、被災地とそれ以外の土地との温度差、被災地で生きていく人たちの心情などを丁寧に描いているように私は感じました。ただ3.11の悲惨さだけをドラマティックに伝えて、視聴者に「ああ、怖いねえ、かわいそうだねえ」と思わせて終わりにさせたくはなかったのだと思います。現実はまだまだ続くのですから。

復興って何なんでしょうね。何をもって復興は完了するんでしょうか。こうすればいいという明確な答えなんてきっとないんでしょうね。

震災以外にもこのドラマにはたくさんの逆回転できないことが出てきます。バラバラな家族、挫折した夢、過去の過ち、失恋、解雇…このようなモチーフを次々と出すことでクドカンさんが視聴者に言いたかったことは、一度失ったり壊れたりしたものは完全に元通りにはならないけれど、生きていれば作り直すことができるんだよっていうことなんじゃないかなあと勝手に思ってます。 

特に取り柄はないけれど、人の心を明るくする才能だけはある主人公が、周りの人達と一緒に地元をどう盛り上げていくか、私はそこに注目しています。終わり方次第ではアキちゃんは今までにない全く新しいタイプのヒロインになれるかもしれません。

個人的な意見ですが、私は幸薄いストーブさんに幸せになってもらいたいなあ。小池徹平さんにああいう情けなくて頼りないキャラがハマるとは思いもしませんでした(^_^;)

それから、アキちゃんのことを好きなくせに自分の気持ちに気づいてないミズタクをニヤニヤ見守るのが私は好きなのですが、二人がくっつく可能性はあるのかなあ。うーん…ないか( ̄▽ ̄;)