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「ノケモノノケモノ」 福岡公演

「ノケモノノケモノ」福岡公演を観てきました。

これは劇場内で売られていた「たべっ子どうぶつ」。パッケージがノケモノノケモノ仕様となっております。おいしいよ。

かなり前の方の席で見たのでちょっと見づらかったです。私は真ん中ぐらいの席で見るのが好みだと分かりました。全体が見渡せますし、役者の演技も分かりますから。しかし、前の方の席だと役者さんが実在しているということが実感できますね。細かい表情筋の動きとか歩く時の振動とか手や腕の筋張り具合とか、本当によく分かります。そんな中、賢太郎さんだけが真っ白で異質だったなあ。役柄のせい?

今回のKKPは、主人公が異世界に迷い込むお話です。 主人公を演じる音尾さんの存在感と演技力が、主人公に厚みを与え、この作品を観客側に近づけてくれていました。高橋さんもバッチリKKPの世界に溶け込んでました。彼の演じた狩人が一匹狼でカッコイイんですよ。辻本さんは生意気な可愛らしさで活躍。器用だし、笑いの取り方が上手い。賢太郎さんは影の主役。賢太郎さんが今まで演じた役に比べると目立たないけれど、なんだか意識に残ってしまいます。一人だけ0.3センチくらいズレてる感じ。

今回は舞台美術にとてもこだわりを感じました。舞台装置に映し出される見たことがない世界。大きな動く絵本の中に自分がすっぽり入ってしまったような気分になれます。ラストの光の使われ方も見事でした。

知らない言語、知らない文化、知らない生き物、知らない人(?)に主人公を媒介して接しているうちに、頭がぐにゃぐにゃになっていきました。その混乱が楽しい!私はあるシーンがお気に入りです。妖怪好きというか、変な形の生き物が好きな人必見です!

大きなスケールのお話ですが、ラストは繊細です。でも、決して泣き乱れるようなものではありません。静謐で美しいラスト。実に私好みです。私のような擦れた人間でもああそういうものだよなあ。と思いながら胸がチクリと痛みました。この作品にも孤独は描かれていますが、賢太郎さんが今まで描いてきた孤独とはちょっと違いますね。

あとは大千秋楽後に書きます。